フィリピン・セブ州のカジノリゾート・プロジェクトを取得|ユニバーサルエンターテインメント
アミューズメントジャパン2023年12月11日
ユニバーサルエンターテインメントは子会社タイガーリゾートを通じ、フィリピン・セブ州ラプラプ市で統合型リゾート「Emerald Bay Resort and Casino」(以下、Emerald Bay)を開発中のラプラプ・レジャー社とラプラプ・ランド社を取得する。
タイガーリゾートはフィリピンで統合型リゾート「オカダマニラ」を運営。ラプラプ・レジャーおよびラプラプ・ランドは、フィリピン証券取引所に上場しているPH Resorts Group Holdings(旧H2O Ventures Corp.)の子会社。タイガーリゾートとPH Resorts Group Holdingsは、Emerald Bay開発プロジェクトを完成させるために、タイガーリゾートが2社の株式の多数を取得する仮契約を12月8日に締結した。
Emerald Bayはマクタン島のビーチフロントに位置し、5つ星ホテルを備えるカジノリゾート。2棟の15階建てタワーには客室642室、4つのプール、18の料飲施設、リテール、カンファレンス施設、展示施設、カジノを備える計画。カジノフロアにはテーブルゲーム約140台、電子式カジノゲーム機約700台が設置される。本プロジェクトは2017年にPAGCORより暫定ゲーミング・ライセンスを取得したが、COVID-19パンデミック禍の影響で開発を中断している。
PH Resortsのデニス A. ウィ会長は、「PH リゾーツとオカダ マニラとのパートナーシップにより、Emerald Bayを、ビサヤ観光マーケットの中核としてのセブ島の発展のシンボルに、そして触媒にしたい」とコメントしている。
ユニバーサルエンターテインメントの発表によると、2024年7月までに最終契約書を締結し、2027年の開業を目指して、開発・建設を進めるという。この買収手続きが完了すると、ラプラプ・レジャーとラプラプ・ランドはユニバーサルエンターテインメントの連結子会社となる。
文=田中 剛(アミューズメントジャパン編集部)