適正台数の見極めが重要に|メイドインサービス
アミューズメントジャパン2023年9月20日
パチスロ運用に特化したコンサルタント企業メイドインサービスは9月15日、第16回目となるパチスロセミナーを開催した。
セミナーでは冒頭、同社の情報サービス「SIRIUS(シリウス)」から市場機種シェア構成データを引用し、機種タイプや射幸強度別の実績変化など8月市場の変化と注目ポイントを振り返った。新台の傾向については、同社のパチスロ情報サイト「WEBSIRIUS」から機種別稼働ランキングの直近一週間の実績データを提示。加えて同サイトの好評コンテンツ「導入前新台評価」からレポート資料を抜粋し、9月に導入された新台の特徴説明と運用面における実績・運用ポイントを解説。出玉性能と初動実績の比較も交えて、引き続き稼働に期待できる機種、今後稼働の急落に注意が必要な機種についても考察した。
直近3カ月のホール内実績シェア上位20機種について減衰率をまとめ、今後1ヶ月の市場変化を推察した「市場短観予測」パートでは、現在ホールで主力となっている『北斗』『カバネリ』『ジャグラーシリーズ』等メイン機種の実績が徐々に低下しているものの相対的に見るとまだまだ上位の数値であり、9月現在までの新台が今後既存のメイン機種になりえる可能性は低いとした。その上で、瞬間的な高稼働を記録することがあっても元から稼働が厳しい状況にあった数機種については今後実績の減衰率が高まる傾向が見えるため、適正台数への修正と運用を見直すことが重要になると解説した。
導入予定の近い機種で市場影響が高い機種として挙げられたのは『L転生したらスライムだった件』と『LEVANGELION 未来への創造』。『L転生したらスライムだった件』は版権力の高さから注目度が抜群、射幸性も中程度なので幅広いユーザーに訴求が見込めるとしている。『LEVANGELION 未来への創造』に関しては販売台数の多さが懸念点ではあるが、スマスロにおける“ゴッドタイプ”のスペックは今年の他機種実績から一定評価はでき、また「エヴァ」自体の版権力も強いため、こちらも要注目とした。
次回、第17回パチスロ定例セミナーは10月20日14時からを予定している。
<関連情報>
WEB SIRIUS
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株式会社メイドインサービス
https://madein-service.co.jp/
文=アミューズメントジャパン編集部