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パチンコ業界ニュース

8月のホール企業採用熱、年間ピークの6月とほぼ同等の1.10ポイント 遊技通信2023年9月15日

パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2023年8月の採用ニーズは前月を上回る1.10ポイントだったことがわかった。同社の滝沢統括マネージャーは「年間ピークである6月とほぼ同等の数値であった」とし「8月は採用ニーズが前月より低下するのが例年の傾向だが、繁忙期でも人材対応できる体制を整え応募に備えるなど、採用企業の人材難への取り組みに変化が見受けられた」と述べる。一方で「他業とのバッティングケースは相変わらず多く、人材にあわせた柔軟な対応で機会損失を防いで行くことがポイントになりそうだ」としている。

「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。

市場では8月27日、神奈川県遊協(神遊協)と神奈川福祉事業協会(神福協)が「ウクライナの方々と楽しむ会」を開催。浴衣の着付体験や輪投げ、ヨーヨー釣りなどさまざまなアトラクションを用意し、戦火を逃れて神奈川で暮らすウクライナ避難民に日本の伝統文化体験を提供した。当日の模様は、業界メディアに限らず、新聞やテレビなど一般メディアでも紹介され、パチンコ業界の取組みを幅広い層に伝えた。

転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは「盆明けから求職者の動きは活発化しており、9月初動も同様の状態となっている」とし「年末年始に向けて早めの採用活動を行う企業も出てくることから市場は引き続き活況になりそうだ」と述べる。今後の動向として「最低賃金の見直しによるバイト・パートの時給額の再設定、扶養内で働くスタッフのシフト減など、ホール現場の適正人員数への影響も想定しておく必要がありそうだ」と警鐘を鳴らしている。

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