業界有志「島田療育センターを守る会」 重症心身障害児(者)施設イベントを支援
アミューズメントジャパン2023年9月14日
島田療育センターを守る会は9月9日、重症心身障害や発達障害などを対象に各種療育サービスを提供している島田療育センター(東京都多摩市)が開催した「島田療育センターわいわい祭り2023」を支援した。
地域との交流のために開催している「わいわい祭り」は、2019年以来4年ぶりで、新型コロナ感染リスクを鑑みて規模を縮小して再開。入所者や職員のほか、地域住民約500人がイベントを楽しんだ。運営のために守る会から68人、その他各団体から39人の有志が参加し、ゲームコーナーや焼きそば屋台を出したほか、敷地内の草刈りを手伝った。
島田療育センターの前身である「島田療育園」は、1961年に開設された日本で最初の重症心身障害児(者)施設。1958年に、当時の都遊連の副会長で日本橋遊技場組合の組合長であった島田伊三郎氏(故人)が、私財をもって現在の多摩センター駅の近くに1万数千坪の土地を購入し、日赤産院の小林提樹医師と共に創設した。
1975年に同施設が経営難に陥っているのを知った飛田茂雄氏(故人)ら当時の遊技業界人が、「福祉の灯を消してはいけない」と業界に呼び掛け、有志13人によって「島田療育園を守る会」が発足した。現在は30人の守る会世話人が、遊技業界の関係者らに寄付を呼び掛けている。発足以来の寄付は総額約2億6千万円を超える。
ボランティア協力団体は、認定NPO法人ワンデーポート、アリスト・プロ、松下恵前代表、NSPドクター、東京都遊技業協同組合、鳳企業、新宿遊技場組合、オザキ・エンタープライズ、NEXUS、牛込遊技場組合、アクセス、八王子・高尾・南大沢遊技場組合、ミリオンインターナショナル。
文=アミューズメントジャパン編集部