ニューギングループがECOシリーズの新サービス「ECOひいき」発表
アミューズメントジャパン2023年7月14日
ニューギングループは7月6日、都内で「ECOシリーズ」の進化版『ECOひいき』のプレスミーティングを開催した。スマート遊技機にも対応したリユースシステムで、ホールの機械代軽減に向けたメーカーとしての新しい姿勢を打ち出した。
ニューギングループでは2009年にサービスを開始した『ECOパチ』をはじめとして、リユースによってホールの機械代軽減を図る取り組みを続けてきた。ミーティングの冒頭でニューギン販売の金海専務は、同社が『ECOパチ』を始めた理由と現状をこう語った。
「第1の理由はホール様の機械代の軽減でこれに尽きる。またパチンコ機の廃棄問題にも一石を投じたいという思いからリユースに取り組んできた。約14年経った現在でも多くのホール様で幅広く利用していただき、これまで延べ50万台を納品させていただいている。この中には稼働期間90週という長期稼働貢献した『CR真・花の慶次2 漆黒の衝撃』も含まれている。ご愛顧いただいたホール様には心から感謝申し上げます」
発表された『ECOひいき』は、これまでの「ECOシリーズ」の進化版。大きな特徴は三つある。一つ目が、事前返却が不要になること。そのため入替直前まで対象機種の設置・運用が可能になり、返却に伴う代替機を用意する必要がなくなる。二つ目が従来の『ECOパチ』ではできなかった別シリーズへの転換が可能になったこと。三つ目がP機からe機、e機からP機への盤面の転換も可能なことだ。
これらにより生み出される最大のメリットはホールの機械代軽減だ。ニューギングループでは今後、P機、e機の新台を『ECOひいき』仕様でリリースしていく方針だという。つまり、一度『ECOひいき』筐体で新台を導入すれば、筐体が破損などしない限り、『ECOひいき』価格で新台を導入できることになる。
金海専務は「ニューギングループでは開発段階からホール様に良い製品をいかに低コストでご提供できるかを意識して、リユースを前提とした製品開発に努めてきました。『ECOひいき』の名称は語呂合わせですが、ホール様に永続的に、安く遊技機を購入いただきたいという想いを込めています」と話した。
スマート遊技機時代に、ホールのコスト負担を極力減らそうとするニューギングループの取り組みにこれからも注目したい。