福岡県遊協が通常総代会、依存問題への真摯な取組みを継続
遊技通信2023年5月29日
福岡県遊技業協同組合(福岡県遊協、平岡聖教理事長)は5月24日、福岡市内のグランドハイアット福岡で2023年度通常総代会を開催。上程案件をすべて可決承認し、ファンの回復・拡大、依存問題への対応などを基本方針とする事業計画を決議した。
冒頭に挨拶した平岡理事長は、まずスマスロ・スマパチの導入について「すべて順調に稼働しているわけでなく、まだスマパチは支持が得られにくい状況かと認識しているが、メーカーとしてもお客様に受け入れられるような機械の開発・販売が進んでいくと思う」とし、依存問題については「業界として切り離せない問題。依存問題に真摯に取組みながら、社会から受け入れられるよう今一度育てていく必要があると思う」と語った。
また、総会の開会前には行政講話が行われ、福岡県警察本部 生活安全部 生活安全保安課 許可等事務担当室の髙野室長補佐が、業界として取り組むべき3つの課題(依存症防止対策、広告宣伝の適正化、遊技機の不正改造事犯及び賞品買取事犯の絶無)について述べた。依存症防止対策については、今年3月に一部見直しが行われた「福岡県ギャンブル等依存症対策推進計画」でホールに求められる具体的取組みを紹介。とりわけ自己・家族申告プログラムの利用申込みについて、チェーン店で一括申告を可能とする手続きガイドを令和6年までに作成するよう求めるなどした。
総会後は3年ぶりに総会祝賀会が行われ、恒例の社会貢献寄付金贈呈式では、福岡県児童養護施設協議会、九州盲導犬協会、福岡県暴力追放運動推進センター、福岡犯罪被害者支援センター、福岡県少年警察ボランティア協会の5団体に浄財が贈られた。