徳力精工が親子で楽しめる「レトロゲームイベント」を開催
遊技通信2023年3月2日
業務用アミューズメント機器の開発・製造を行う徳力精工は、3月1日から29日まで都内府中市の「ミッテン府中」で春休みコラボイベント「親子で楽しめるレトロゲームDEアソボ」を開催している。
同社のアミューズメント機器を親子で楽しめるイベントとなっており、会場にはモグラ叩き式のエレメカゲーム機「ひっぱタコ王」、70~80年代にブームを起こした業務用アーケードゲーム機のレトロテーブル型筐体「TAKUYAタクヤ」と駄菓子屋さんの軒先にあった「アップライト筐体」を展示している。
「ひっぱタコ王」は、モグラ叩き式のエレメカゲーム機。タコだけに8本の足があり、ニョキニョキとランダムに出現する足を手にした剣で叩いたり払ったりして得点UPを図る。ゲーム終盤には、中央部から怒ったボスキャラが登場し、さらなる得点UPを目指していく仕組みになっている。
業務用アーケードゲーム機「TAKUYAタクヤ」のレトロテーブル型筐体(左)とアップライト筐体(右)
「TAKUYAタクヤ」は、レバーを動かすもどかしさやボタンを叩くカチャカチャ音など、当時の雰囲気をリアルに再現しており、業務用のアーケード基板の他に家庭用ゲーム機の接続も可能になっている。当時のゲームソフトは縦型と横型のものがあったが、機械内部で画面切り替えを行い、縦横どちらのゲームにも1台で対応できる。
近年のゲームセンターは、従来のビデオゲーム機に加えて景品を獲得できる「クレーンゲーム」が人気を集めているが、昭和の時代を懐かしむ「レトロブーム」を受けて、1970年代終盤から1990年代にかけてヒットしたアーケードゲーム機やモグラ叩き、エアホッケーなどの電動遊具を集めた「レトロゲームセンター」が各地にオープンしている。
徳力精工マーケティング部の小林明宏部長は、「当社は永年にわたり電子部品や業務用アミューズメント機器の委託生産、自社開発事業を行って来ました。今回展示したゲーム機筐体とエレメカは、長年蓄積してきたノウハウを活かしながら最新の技術も取り入れています。当時のことを知る方だけでなく、お子様からご年配の方まで気軽に楽しめる遊具なので、ご要望があれば催事やイベントの際のレンタルにも対応していければと思います」という。
イベントの会期中、「ひっぱタコ王」は1プレイ100円、「TAKUYAタクヤ」は3月14日まで展示のみで、15日から無料でゲームを体験できる。