余暇進2月度部会・理事会を開催、断水時の衛生対策を例に防災/BCP対策について講演
遊技日本2023年3月1日
一般社団法人余暇環境整備推進協議会(余暇進、佐藤正夫代表理事・会長)は2月14日、令和5年2月度の部会・理事会を開催した。今回の部会では、小規模分散型水循環システムを手掛けるWOTA株式会社から講師を招き、「断水時の衛生対策を例に防災/BCP※の役割」について講演を聞いたほか、プレゼンテーションとして株式会社PRINKSから同社が取り扱う商品の紹介があった。
講演ではWOTAから多田尚人氏が登壇。同社では生活排水の98%をリサイクル使用可能とする小規模分散型水循環システムを手掛けており、国内における災害時の避難所支援や先般発生したトルコ地震の支援では、同社製の可搬型水再生プラント(シャワー設備)が活躍したと話があった。
また、最近ではパチンコホールでも防災による地域貢献の観点から同製品を導入し、地域住民への安心もあわせて提供するというコンセプトを持った店舗が登場し、注目を集めていると紹介(パチンコホールへの取扱窓口はシー・ファースト株式会社)。清浄な水の提供による衛生的な生活の支援、「参加型」サステナブルでSDGs(17の目標中の水に関する4項目)への貢献、BCP対策を果たすことが、同社製品が提供している価値であると語った。
PRINKSによるプレゼンテーションでは、同社の西村成龍社長が「大型プリンター用インク」と「飛沫防止台間ボード」、サービスとして「空調メンテナンス」を提案した。西村社長は自身がホール経営をしていた経験から、経営者目線での経費削減を唱えており、いずれの商品・サービスともにコストパフォーマンスに優れた魅力的な提案が行われた。
※BCP(Business Continuity Plan/事業継続計画)とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のこと。