茨城のパチスロ専門店、裏ロム使用で摘発
グリーンべると2007年6月1日
茨城県警生活安全総務課と筑西署などは5月18日、パチスロ機に裏ロムを取り付けて営業した風営法違反(遊技機の無承認変更)の疑いで、茨城県日立市のドリームが経営する《SLOTFESTA筑西店》=茨城県筑西市玉戸=の店長を逮捕した。茨城新聞が報じた。
県警生活安全総務課などの調べによると、容疑者は昨年12月から今年5月までの間、茨城県公安委員会の承認を受けずに、《SLOTFESTA筑西店》に設置していたパチスロ機44台の主基板に取り付けられたロムを不正品に交換した疑いが持たれている。取り調べに対して容疑者は「誰が交換したか、詳しいことは言えない」と供述しており、大筋で容疑を認めているという。
今年5月に入り、同店の遊技客から「玉の出方がおかしい」などと複数の声が筑西署に寄せられていた。県警は裏ロムの入手経路の解明とともに、同店の営業者からも事情聴取する方針。
なお、5月22日に開かれた茨城県遊技業協同組合の通常総会で県警担当官は、「残念ながら昨年、そしてつい先日も県内で遊技機の不正改造事犯が発生した。ヘビーユーザーを獲得するために競争が激化した結果が不正行為に繋がっているようだ。ホール営業者の不正は全国で年間約40件が摘発されているが、それも氷山の一角だと思われる」と厳しい口調で述べ、今後も不正行為に対しては厳正に対処していく姿勢を強調していた。