「島田療育センターを守る会」が活動報告、2021年度は323万円を寄付
遊技通信2022年10月24日
東京都多摩市の重症心身障害児施設への募金活動などを行う業界有志の集まり、「島田療育センターを守る会」(松下恵代表世話人)は10月、2021年度における寄付金総額などの活動報告を行った。
それによると、2021年度の募金額は前の年を上回る323万7,000円で、昭和50年度から続く募金活動の総額は2億6,520万9,173円に達した。また、報告書では、寄せられた募金でミスト浴を購入したことや、現金による募金のほかに施設の花火会への協力やクリスマスムースの寄贈などを行ったことなどを報告。ホール関係者のほか、東京都遊連や地区組合、関連企業など、個人も含めた都内の業界関係者を中心に幅広い層から善意が寄せられた。
島田療育センターは、昭和36年、当時の日本橋組合の組合長だった故・島田伊三郎氏が私財を投じて購入した土地に作られた、我が国初の心身障害児施設。センターが経営難に陥った昭和50年、都内を中心とした業界関係者の有志が守る会を立ち上げ、以来、47年間に渡って一度も欠かすことなく募金活動を続けているほか、センター行事へのボランティア参加など物心両面の支援を行っている。