シーズリサーチDI調査 パチスロの稼動・遊技機購入費が大幅に回復
遊技通信2022年10月17日
パチンコ業界に特化したマーケティングリサーチサービスを行っているシーズリサーチがこのほどまとめた定期調査「パチンコ景気動向指数(DI)調査」の2022年10月調査結果を発表した。
調査はアンケート形式で四半期ごとに行い、短期的な景況感を示す「DI値」などを算出。今回は9月15日から30日の期間、FAXおよびWEBアンケートを活用して99地域の72企業から回答を得た。
過去1カ月の売上や粗利などから総合的な景況感を判断する「全般的業況DI値」は、前回調査と比較して20.4ポイント回復してマイナス38.4ポイントまで大幅に回復した。3カ月後の見通しはマイナス32.3ポイントまで回復する見通しとなっており、業況の改善傾向が見られた。
稼動状況については、パチスロが大幅に回復。前回比56.0ポイント良化の30.3ポイントとなっており、パチンコも前回比8.7良化の31.3ポイントまで回復した。3カ月後はパチンコがやや悪化する一方、パチスロはさらに回復する見通しとなっており、パチスロが大幅に回復した背景には、季節的な要因に加えて6.5号機の中で稼動が好調だった機種があったことも要因として考えられるとしている。
遊技料金別の稼動状況は、4円パチンコが前回比5.0ポイント良化の41.8%まで回復。3カ月後はマイナス42.9ポイントと概ね現状維持の見通しを立てている。20円パチスロは前回比60.6ポイント良化の24.2ポイントまで大幅に回復した。低価貸はパチンコが前回比1.3ポイント悪化の27.6ポイント、パチスロが25.8ポイント良化の41.8%となっている。
今後3カ月間の営業施策では、遊技機購入費でパチスロの新台が前回比64.4ポイント良化の68.6ポイントと大幅に回復。パチンコの新台は前回比22.5ポイント悪化の5.8ポイントとなり、中古機はパチンコ・パチスロ共に悪化傾向が見られた。