マルハン北日本カンパニーが「笛吹川温泉 坐忘」の経営を開始、観光事業を第2の事業領域に
グリーンべると2022年7月4日
マルハンが株式を100%保有する「株式会社坐忘resort」は6月30日、同社が運営する「笛吹川温泉 坐忘」(山梨県甲府市)の不動産取得を実行。今回の不動者取得を機に、運営と所有が一体となった旅館経営を開始した。
同温泉は山梨県を流れる笛吹川の畔にたたずむ23室の温泉旅館。日本の伝統色を元に設えた「別邸」、日本庭園に面したテラスと露天風呂付の「本館和洋室」、それぞれが独立した数寄屋造りの「本館離れ」など、趣の異なる5タイプを用意し、四季の移ろいと、日本の文化を大切にした設えを楽しめる。
同社が運営を開始した3月18日以降の営業状況は、客室稼働率や1室あたりの売上、施設の売上、いずれも前年同月を上回り好調に推移。今後も8月までに家具や什器、備品の入替を予定しているほか、2023年2月には大規模な改装、修繕を計画している。また国内だけでなく、世界から訪日する人を対象に、更なる顧客満足向上に務めていく。
「坐忘resort」の株式を保有するマルハンの北日本カンパニーでは今後、富裕層をターゲットとした観光事業を第2の事業領域とする方針だ。ホテル・旅館事業、グランピング事業、ゴルフ事業などの観光レジャー領域へ本格進出していくという。