玉屋の複合商業施設「トリアーダ宗像」、宗像市との防災協定締結式と開所式
遊技通信2022年6月27日
福岡県と佐賀県にホール14店舗を展開する玉屋(山喜多映一代表取締役社長)は、2020年秋に再開発着工した福岡県宗像市の複合商業施設「トリアーダ宗像」がこのほど完成したのに伴い、6月25日に開所式および宗像市との防災協定締結式を開催した。
「トリアーダ宗像」には同社経営の「玉屋宗像店」も所在。施設自体は1995年に開業して建物の老朽化もあったため、全面リニューアル並びに防災拠点としての機能強化も兼ねて、2020年秋に約30億円の総工費をかけて再開発に着工した。2021年に第1期として5店舗がオープンし、2022年3月にキーテナントであるフードウェイを含む7店舗がオープン。そして今回の第3期としてドン・キホーテの開店とともにグランドオープンを迎えた。
宗像市と防災協定を締結した施設内には、街づくりへの貢献ならびに災害時の指定避難場所として、太陽光発電装置(発電量:1日約1110kwh、スマートフォン70,000台のフル充電に相当)、蓄電池システム(蓄電容量:270kwh、スマートフォン17,000台のフル充電に相当)、非常用飲料水貯水槽(40トン:20ℓポリタンク2,000個分に相当)、マンホールトイレ(男女用各2カ所)、防災備蓄倉庫(宗像市の備蓄品を保管)、非常時車中泊エリア(施設内の駐車場約800台分、うちペット同伴エリア55台)などの防災設備を備え、地域住民やペット同伴者も利用できる施設として機能する。
締結式では宗像市の伊豆美沙子市長が「地域の住民にとってもちろんありがたいが、何よりトリアーダ宗像は私たちに安全と安全という素晴らしいプレゼントをくれた。市民97,000人を代表して心からお礼申し上げたい」と感謝の言葉を贈り、同社の山喜多社長は「この施設を通して地域社会への貢献を実現していくため宗像市と防災拠点に関する協定を結ばさせていただいた。地域の賑わいと防災拠点の両面から地域に貢献できる魅力ある施設にしていきたいと考えている」と挨拶した。締結式の後は開所式を実施し、地域住民をはじめ多数の人たちに見守られる中でテープカットが行われた。
今回の取り組みは、同社の企業理念のひとつ「地域への貢献、地域との共生」に則ったもの。同社では「トリアーダ宗像は『娯楽』『物販』『飲食』の3つの価値が揃った複合商業施設。街の賑わい、防災拠点の両面から地域に貢献できる施設として今後も地域との共生を目指していく」としている。