山形県遊協が寒河江市のホールで協定締結後初の大規模災害対応訓練
遊技通信2022年4月14日
山形県遊協は4月11日、県と県警察の三者による大規模災害対応訓練を寒河江市内のパチンコ店で実施した。三者は3月24日、災害時における支援協力に関する協定を山形県庁で締結。災害発生時に車両の一時的な避難場所や県警察本部の災害対応の一時集結場所として組合加入ホールの施設を活用するほか、急を要する場合は市町村から直接組合員ホールに支援の協力を要請できる、全国初となる試みも盛り込んだ。
協定締結後初めての訓練で、会場となった「ベガスベガス寒河江店」の駐車場には県、県警察、そして県遊協の組合員ホールから約40名が参加。同日午前6時30分頃に寒河江警察署管内で震度6弱の地震が発生したことを想定して行った。
訓練では、停電のため大規模の渋滞が予想されることから、主要交差点に位置するベガスベガス寒河江店駐車場を現地指揮所にして、車両による避難者の受け入れの手順を確認。また、警察署では同店北側交差点において発動発電機を使用した信号機の復旧及び操作等の訓練も実施したほか、災害発生地の寒河江警察署から組合員ホール店長と組合の専務理事へ緊急連絡を受け、専務理事から県の防災危機管理課と職員に伝達するなど、連絡体制の確認も行った。
さらに、ベガスベガス寒河江店の渡部俊人店長が、店舗屋外のデジタルサイネージに「災害訓練実施中」と書き込んで周辺の避難者に周知。店舗内に避難者を誘導する訓練も行った。
山形県遊協では、「訓練を通じた検証を行い、PDCAサイクルに基づいてさらに実効性のあるものとしていきたい」としている。訓練の模様は地元メディアも取材し、広く県民に周知された。