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パチンコ業界ニュース

ホールで職域接種を実施 アミューズメントジャパン2021年9月14日

大阪市内でホール『フリーダム天六店』を運営するアバンス(大阪市)は9月13日と14日、市内にある加納総合病院の協力のもと、店舗を会場とした新型コロナウイルスワクチンの職域接種を実施。業界外からの注目度も高まっており、多くのメディアも駆け付けた。

平川順基社長は職域接種実施の経緯について「コロナ禍だからこそ、地域のコミュニティや街づくりに対するアプローチが必要だと感じていた。大阪ではまだワクチン接種が受けられない地域が多く、知人には新型コロナウイルスに感染した方もいる。職域接種の会場として合計4日間の休業は会社として損失にはなるが、家族や従業員、地域の方々のことを考えたときにお金には代えがたいものがあると感じて今回の職域接種を実施した」と話す。

パチンコホールを会場とした職域接種は全国でも初めての試み。医師と看護師合わせて30人以上、同店スタッフ20人ほどで対応した。

当日は9時30分から受付をスタート。接種者は店舗入り口前の通路で問診票を確認し、遊技台に移動。設置されている遊技台1台おきに待機する接種者のもとに医師が移動して、ワクチンを注射していくという流れでスムーズに対応した。ワクチン接種後はデータランプの呼び出し機能でタイマーをセットし、待機時間を管理。スタッフは接種者の対応や、看護師とともに問診票の確認、待機時間の管理、駐車場対応などを行った。

同社ではモデルナ社製のワクチン合計1500人分を用意。対象者はグループ企業、取引先企業すべての従業員とその家族。加えて、地域の飲食店組合員や近隣住民を受け入れている。

ワクチン接種者の感想
「フリーダムには週末によく遊びに来ます。職域接種をすると知ったときは驚きましたが、私の地域ではまだ受けられる状況ではなかったので助かります」(市内・20代男性)

「私は来たことがなかったのですが、夫がよく遊びに来ていて、職域接種が受けられると聞いて受付をしました。非常にスムーズに対応してくださりました」(市内・30代女性)

「衛生面の心配は多少ありましたが、全く問題ありませんでした。医師やスタッフの方も多く、安心して受けることができました」(市内・40代男性)

2回目のワクチン接種日は10月12日、13日を予定している。

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