大賞は石川県遊協・金沢支部
アミューズメントジャパン2021年7月8日
パチンコ・パチスロ社会貢献機構は7月2日、都内の第一ホテル東京で第16回社会貢献大賞表彰式を開催した。30都府県方面が取り組んだ60件の申請の中から13団体を表彰。助成事業では31件に合計5470万円を助成した。
今年で16回目となった社会貢献大賞は、全日遊連傘下の組合および賛助会員が全国各地で実施している社会貢献活動の中から特に優れた活動を選定して表彰するもの。
今回、大賞に選ばれたのは石川県遊技業協同組合・同県金沢支部の「医療用防護服およびオゾン紫外線除去機器の寄贈」事業だ。同組合は、県内の繊維メーカーと連携し、医療従事者の意見を取り入れた防護服を自転車カバーの素材から作成。石川県遊協から県内の医療機関に4000着を寄贈し、この活動に賛同した金沢支部が支部予算で防護服1000着とオゾン紫外線除菌機器を寄贈した。
浅野哲洋理事長は受賞後の挨拶で「まずは組合員の方々と一緒に喜びを分かち合いたい。ただ、これを一過性のものにすることなく、地域、社会、私たち組合員の企業ために、これから何ができるのかを考えていきたい」と述べた。
3部門の最優秀賞も発表。都府県方面部門は福岡県遊技業協同組合の「第13回こども絵画コンクール」事業、支部組合部門は長崎県遊技業協同組合傘下の島原半島遊技場組合の「安心・安全まちづくり」事業、組合員ホール部門では愛染興業の「子供達による瀬戸内海の環境維持改善活動の継続」事業がそれぞれ受賞した。
助成事業31件に
5470万円を助成
社会貢献大賞発表後には2021年度助成金贈呈式が行われた。「共同助成」は13件に2110万円、「パチンコ・パチスロ依存問題の予防と解決に取り組む事業・研究への支援」は4件に650万円、「子どもの健全育成支援」は2件に320万円、「昨今の社会情勢により生活に困難を抱えている若い世代(親子を含む)への支援」は4件に650万円、「障害を持つ子供たちや孤立する高齢者に対する支援」は4件に640万円、「日本国内各地の災害者の支援や災害地復興のための支援」は2件に300万円、「特別助成 昨今の社会情勢により困難を抱えている学生への支援」には300万円、「特命助成」には500万円、合計5470万円を助成した。