平和、遊技機販売台数の減少で、通期業績予想を下方修正
グリーンべると2021年2月15日
平和は2月9日、2021年度3月期第3四半期の連結業績を公表。売上高761.1億円(前年比33.4%減)、営業利益18.5億円(同91.9%減)、経常利益23.9億円(同89.4%減)、純損失25.3億円(前年同期は153.0億円の利益)で、減収減益となった。
遊技機事業では、パチンコは新台の販売を下期から本格化したものの、主力タイトルの販売苦戦(『ルパン三世~復活のマモー~』が16,040台、『戦国乙女~暁の関ヶ原~』が14,564台など)により、販売台数が減少。またパチスロは、6号機の市場評価が低く需要が低調に推移し、販売タイトルが1機種(『対魔導学園35試験』=販売2,753台)にとどまったため、パチンコ同様、販売台数が減少している。
結果、第3四半期における遊技機の合計販売台数は42,613台と、(昨年同期に比べ8.1万台の減少と大きく落ち込んだ。遊技機事業における今期累計の売上高は182.6億円(前年同期比61.6%減)営業損失40.0億円(前年同期は140.8億円の利益)となっている。
一方、ゴルフ事業は、数年続いた大きな台風被害が今年は発生しなかったことや、第2、第3四半期における来場者の大幅な回復などにより、今期累計の売上高は578.5億円(前年同期比13.4%減)、営業利益78.6億円(同29.5%減)と、遊技機事業に比べて堅調に推移した。
通期では、遊技機事業の販売台数の減少を主な要因とし、業績予想を修正。市場環境の厳しさから、遊技機の一部タイトルの発売を来期以降に見送るなどした結果、通期の販売台数は当初計画の13万台から8.4万台(パチンコが4タイトルで4.9万台、パチスロが6タイトルで3.5万台)に見直した。通期の業績予想は売上高1,064億円(前年同期比26.4%減)、営業利益33億円(同86.0%減)、経常利益38億円(同83.7%減)、純損失12億円(前年度は158.7億円の利益)としている。