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徹底検証! 花慶の日冬の陣 アミューズメントジャパン2020年12月22日

ニューギンがファンイベントに
力を入れる本当の理由とは?

ニューギンが11月28日に開催した『花慶の日2020ー冬の陣ーONLINE』は延べ6万5000人が視聴、配信中のコメント数が約1万7000件に達するなど、8月7日の『夏の陣』に続き実績を残した。単なるファンイベントに終わらず、ホールの花慶シリーズの稼働促進に結びついたか、ホールへの取材などから検証してみたい。また、業況回復に向け花慶の日が果たす役割や可能性についても考えた。

メーカーと店舗、ファンを
絆で結ぶ告知ポスター

『花慶の日2020ー冬の陣ーONLINE』(以下『冬の陣』)では、ホール向けに開催告知のポスターを8種類制作。初めてデータを「ホール様専用サイト」でダウンロードできるようにした。これまで、実施の告知はファン向けだけだったが、ホールにも一緒に盛り上がってもらうために、ポスターで来店客に花慶の日があることを伝えてもらうことにしたという。

『Vmax津田沼店』(千葉県船橋市)では、店内のイーゼルのほか、トイレや喫煙ルームにもポスターを掲示した。「うちは、グランドオープンが2020年の3月なので、CR真・花の慶次2‐漆黒の衝撃‐』は入っていませんが、『CR真・花の慶次2』を4台、『CRA花の慶次X~雲のかなたに~』を4台設置しています」(中田斗成店長)。


機種ごとのアピールがしにくい中、こうしたオンラインイベントの告知ポスターは、花慶ファン育成のきっかけづくりになると中田店長は話す。

「私は漫画の『花の慶次』を全巻持っていて繰り返し読んでいます。ファンとしても花慶の日はぜひ、続けてほしい。最新機種が出たら導入して、主軸機の一つとして育成したいと思っています」

『プラザ5昭島店』(東京都昭島市)の佐藤光一店長は、「データをダウンロードして大型サイネージなどで表示したほか、開催当日は花慶の楽曲も流し盛り上げました」と話す。

『漆黒』が8台、『蓮』が4台、『雲のかなたに』を2台導入。「冬の陣が開催された28日と翌29日は稼働が普段の倍になりました。花慶は固定ファンも多く稼働が安定しているのでありがたい存在です」(佐藤店長)

視聴したファンの多くが「漆黒を打ちたくなった」「明日は絶対に花慶を打ちに行く」といったコメントを書き込んだ。アンケート調査では、「視聴後ホールに(とても)行きたくなった」という人が全体の84%(資料1/Q1)

SUNTACの「TRYSEM」でも、開催日と翌日は花慶シリーズの稼働が向上している(資料2)。開催が土曜日の夜なので、稼働向上との因果関係は細かな分析をしないと検証できないが、視聴者のほとんどがパチンコ・パチスロユーザーであること(資料1/Q2)を考えると、冬の陣を見た少なからぬファンがホールに行ったと考えて良い。

「ポスターは、今日は何を打とうかと考えているお客様にとっていい道しるべになったのではないかと思います。冬の陣が自店の稼働支援になったことを実感できたので、メーカーさんの姿勢として高く評価できます。次のシリーズ機の導入動機にもなりますね」(佐藤店長)

オンラインイベントを自宅で視聴するためにホールの稼働が落ちると懸念する声がある。しかし、視聴したデバイスを見るとスマホが圧倒的に多く、PCは少ない(資料1/Q3)。スマホがあれば、遊技中に視聴することもできるため、配信が稼働を阻害することは少ないと言えそうだ。「次の花慶の日がオンライン開催だったら、店内の大型モニターで生配信を流すことも考えています」(佐藤店長)。

冬の陣は、延べ約6万5千人が視聴。アンケートでは94%が「花慶の日を継続して」と答えた(資料1/Q4)。

将来に向けた課題は、30歳以下の花慶ファンの育成だ。現在はほぼ全世代にわたりファン層がいるが、いずれ「花慶を知らない世代」が増えてくると予想されるため「かぶき会議」などで原作の魅力を伝え、「未来のコアファンづくり」にも挑戦している。

コロナ禍で、業界全体が何事にも消極的になっている。しかし、人が集まる所には活気が生まれる。冬の陣は、オンラインでのイベントだったが、業界が再び元気になるための大きな契機役となったと言えそうだ。
(以上本文終わり)

『花慶の日2020ー冬の陣ーONLINE』
アーカイブ配信中



[Twitterキャンペーンも
情報拡散に貢献]
〜総アカウントは夏の陣の1・5倍

冬の陣の総再生アカウント数は2万9141で夏の陣の1万9023に比べ1.53倍になった。生配信中に投稿された総コメント数も1万7125件で、夏の陣の1.62倍と大きく伸びた。

また、夏の陣同様冬の陣でも、TwitterなどのSNSと連動することで、花の慶次に関する情報を拡散していくことが大きなテーマとなった。

その一つが、「花慶LIVE」でスクリーンに表示される写真とメッセージを投稿するTwitterキャンペーン(10月22日〜30日に実施)。当選者は100人という狭き門に1220人が参加した。合計インプレッション(ツイートがユートザーのタイムラインに表示された回数)は8万9687。Twitterの情報拡散力が高いことがわかる。

ニューギン公式Twitterを使った他のキャンペーンも情報拡散に貢献した。「花慶川柳キャンペーン」は参加総数452人、合計インプレッションが1万2430。「マスコットキャンペーン」は応募総数475件、合計インプレッションが3万402。さらに、青山りょうさんの「青山サンタキャンペーン」が応募数1429件、合計インプレッションが9万3182と実績を残した。これら主要ツイートの総インプレッション数は96万2887。冬の陣でTwitterがいかに重要な役割を果たしたかがわかる数値だ。

オンラインイベントの魅力の一つは、誰もがどこからでも参加できる点だ。今後もTwitterを花慶の日参加のきっかけづくり、そしてファン増加のための重要なツールとして、活用していきたいところだ。

[インフルエンサーとして
実力を発揮した公式レポーター]

夏の陣に続き冬の陣でも、アンバサダーに応募した一般ファンの中から公式レポーター4人を選び生配信の現場に招待した。生配信中は、画面に映っていない出演者の横顔など舞台裏を撮影しTwitterで拡散、現場の熱気を多くの人に伝えた。

Lunaさんは、投稿数や最大露出数も4人の中でトップ。フォロワー数2000人の目標も達成し、インフルエンサーとしての役割もしっかり果たしてくれた。

なつきさんは、角田信朗さんの大ファン。角田さんとの2ショットを投稿するなど熱量の高いファンとして本領を発揮した。

ふなっきーさんは唯一の男性公式レポーター。冬の陣の際のコロナ対策のコメントなど独自の視点での投稿も注目された。

餃子さんは、原作や楽曲、映像に造詣が深く、自分の言葉でしっかりツイート。公式サイトからリツイートももらい花慶愛がさらに強まった。

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