富山県遊協総会、依存問題対応を最重要課題として推進
遊技通信2019年6月3日
富山県遊協は5月30日、富山市内の富山第一ホテルで令和元年度通常総会を開催し、上程案件をすべて承認した。
総会冒頭の挨拶で永森豊隆理事長は、「業界は依存問題に加えて新規則機への入替えや消費税増税、受動喫煙などへの対応など問題が山積している。これらの課題を乗り越え、カジノとは違う大衆娯楽としての地位を広く社会に受け入れてもらえるよう一丸となって取組んでいきたい」と述べ、あらめて組合活動への理解と協力を求めた。
来賓挨拶では富山県警察本部生活安全部の小林昭洋部長が組合の推進する依存症対策基本法案に基づいた活動を評価したほか、店舗内外の警戒強化や防犯カメラの設置など、犯罪抑止につながる防犯対策への協力を要請した。また、講話を行った同生活安全企画課の飯田一夫課長補佐は、「今年から来年にかけて遊技機の入替えや受動喫煙、消費税増税などに伴う設備負担が発生するが、そうした逆風のなかでも遵法営業を徹底し、大衆娯楽としての信頼の維持と向上を図ってほしい」と述べた。
議案審議では、上程された7つの議案を可決承認。事業報告では、依存問題への対応として安心パチンコ・パチスロアドバイザーを1ホールあたり2.9名配置するなど対応強化を図ったことを報告。事業計画には、健全営業の推進や不正防止対策、共同購買事業の積極的推進に加え、前年に引き続き依存問題への対応を重点推進事項に掲げ、業界団体と連携や問題解消に向けた積極的な取組みを推進することが盛り込まれた。