中部遊商総会、林理事長が留任
遊技通信2019年5月14日
中部遊商は5月9日、名古屋市内の名古屋観光ホテルで通常総会を開催し、任期満了に伴う役員改選で、林和宏理事長以下、執行部の留任を承認するなどした。
総会で挨拶にたった林理事長は、確認証紙の発給枚数が前年比で約20%減と、減少傾向にある事業実績を報告。「流通総数、打刻件数ともに減少したが、その原因は昨年2月に施行された規則改正後、ホールに認定機が大幅に増加したことによるものだ。本年度も業界は厳しい業況に置かれることが予想されるが、厳格な審査に基づく保証書の打刻書類を発給することで、今後も適正かつ適法な中古遊技機の流通に務めていきたい」と述べた。
山名泰筆頭副理事長を議長に選任して行われた議案審議では、平成30年度事業報告、決算報告、令和元年度事業計画、予算案など6議案を上程。組合員の拍手によってすべての案件を可決承認した。事業報告では証紙発給の流通総数が約9万6,000台、打刻件数が約6万台など前年度収支実績のほか、各種社会貢献事業、取扱主任者実技講習会などの取り組みが報告された。また、規約改正の件では、新規事業者加盟の際に実施していた従来の保証金制度を廃止し、推薦人制度を導入する改正案を決議した。また、総会終了後には来賓として愛知県警察本部保安課の杉島健一課長、特別講演の講師として同・中島伸二課長補佐が臨席。遊技機の適正化を担保する上で組合員の点検・設置・確認が重要な作業になるとした上で、書類作りも含めた適正な流通制度の徹底を組合員に呼びかけた。