薬物乱用防止訴えコンサート、千葉流通協が後援
グリーンべると2003年11月28日
千葉県木更津市の「波岡中学校区少年を守る環境浄化重点地区推進協議会」では11月27日、ポール・ジャクソンさんを招き地域ふれあいコンサートを開催。薬物乱用防止を訴えた。
今回のコンサートは波岡中学校及び同中学校区内が、平成15年度警察庁指定の「少年を守る環境浄化重点地区」であることを踏まえ、その成果を讃えるものとして開催。また、薬物乱用防止の啓蒙活動を行い、少年の健全育成を図ることを目的としている。
当日はジャズベーシストの第一人者であるポール・ジャクソン氏を招き、同中学校生徒及び、学区内の二つの小学校の五、六年児童約500名に父兄を含めた約700名が参加したほか県警の広報車が出動、パネルを掲示し薬物乱用防止を訴えた。同コンサートは千葉県流通商防犯協力会(高畑修理事長)をはじめ千葉県少年補導員協議会、木更津警察署管内学校警察連絡協議会、千葉日報社が後援。
コンサートには同校生徒に加え、学区内の波岡小学校、八幡台小学校の五、六年児童を招待。また地域の父兄にも開放された。
ジャクソンさん等は演奏とともに、ジャズやブルースという音楽の起源や、アフリカ系アメリカ人の持つ悲しい歴史などを解説。好きなことを仕事にできる幸せや、そのためにも夢を持つことの大切さを訴えた。最初はおとなしく鑑賞していた生徒たちも、おなじみの曲が演奏されるとともにヒートアップ。途中からは総立ちとなり生の音楽を楽しむ姿も見られるように…。
ラストでは同校のブラスバンドとセッション。最後は関係者に花束が手渡され、生徒代表が英語で感謝のスピーチを述べた。
千葉県流通商防犯協力会では社会福祉活動の一環として、同コンサートを昨年から後援している。