10月14日、東武鉄道岩槻駅周辺で、岩槻警察署主催、岩槻蓮田地区遊技業防犯協力会協賛による合同防犯キャンペーンが実施された。岩槻警察署や埼玉県遊技業防犯協力会、岩槻蓮田地区遊技業防犯協力会、地域の防犯関係者、岩槻区役所などから約40人が参加し、駅利用者に特殊詐欺被害の防止を呼び掛けた。

開会式では、岩槻警察署長が日頃の協力に謝意を示し、「警察と地域の関係機関・団体が連携し、安全で明るく住みやすい地域社会を実現することが重要だ」と訴えた。埼玉県遊技業防犯協力会の趙顕洙会長は、近年の犯罪情勢を踏まえ「地域における防犯活動の必要性は一層高まっている。今回のキャンペーンが住民の防犯意識向上につながることを期待する」と述べた。さいたま市地域防犯推進連絡協議会岩槻支部長と岩槻区役所区民生活部長も、安全・安心なまちづくりに向けた決意を語った。

岩槻警察署長は管内の犯罪情勢についても説明した。令和8年9月末時点の刑法犯認知件数は889件で、前年同期より179件(約17%)減少した。一方で自転車盗は依然として身近な犯罪となっており、短時間の駐輪でも確実に施錠するよう基本的な対策の徹底を求めた。特殊詐欺は同期間に62件発生し、被害額は約3億円に上っているという。「親族などをかたる電話や自動音声による詐欺に警戒し、地域全体で被害防止に取り組む必要がある」と呼びかけた。

挨拶の後、参加者は岩槻駅周辺で岩槻蓮田地区遊技業防犯協力会が用意した特殊詐欺被害防止啓発品「自分は大丈夫が危険!パトカージッパーバッグ」(3枚入り)を配布しながら、駅利用者らに被害防止を呼び掛けた。また管内の犯罪情勢を踏まえ、自転車盗などの身近な犯罪についても声を掛け、地域住民の意識向上を図った。

岩槻警察署の内野誠也生活安全課長は「地域の皆様と連携した防犯キャンペーンは、犯罪の未然防止や地域の絆づくりで極めて大きな力となっている。今後もパトロールや見守り活動を強化し、安全安心な街づくりを進めていく」と語った。趙会長も「地域の安全・安心を守ることは、遊技業界にとっても大切な社会的責務。今後も警察や地域団体との連携を大切にしながら、地域に根差した防犯活動と社会貢献活動に積極的に取り組む」と決意を述べた。

埼玉県遊技業防犯協力会と岩槻蓮田地区遊技業防犯協力会は、今後も警察や関係機関と連携し、安全で安心して暮らせるまちづくりに貢献していく方針だ。