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パチンコビレッジ、2025年遊技機販売実績を集計 遊技通信2025年12月19日

パチンコビレッジ(村岡裕之代表取締役)は12月17日、「パチンコ・パチスロ販売実績2025」のプレス発表会をオンラインで行った。

同社が独自に実施した調査の集計によると、2025年の販売台数(納品日ベース)は、パチンコが87万台(前年比111%)、パチスロが65万8,000台(同91%)となった。パチンコ・パチスロの合計では152万8,000台で、前年比101%と微増した。

内訳を見ると、パチンコは2012年以降で初めて80万台を下回った前年から回復した。背景には、7月から導入が始まったLT3.0プラス機への期待感があったとしている。一方、パチスロは市場人気が継続しているにもかかわらず販売台数は減少した。これは、型式試験の適合率が悪化し、新機種数が減ったことが主な要因だと分析している。

パチンコ・パチスロ機種別トップ10は次のとおり。

▪️パチンコ機種別トップ10
1位「e新世紀エヴァンゲリオン~はじまりの記憶~」40,500台
2位「Pスーパー海物語IN沖縄6」37,500台
3位「e東京喰種」35,000台
4位「eFブルーロック」31,000台
5位「eF戦姫絶唱シンフォギア4 キャロルver.」26,500台
6位「eF炎炎ノ消防隊2 紅丸ver.」25,000台
7位「e北斗の拳11暴凶星」23,000台
8位「e東京リベンジャーズ」22,000台
9位「e牙狼12」22,000台
10位「PA海物語3R3 LBA」21,000台
 ※各数値はパチンコビレッジ独自調査によるもの

2025年のパチンコ機種の特徴として、新規タイトルがランキング上位に多く入った点が挙げられる。中でも3位の「e東京喰種」は、2月の導入開始時点では約2万3,500台にとどまっていたものの、その後は需要に応じて増産が繰り返された。パチンコビレッジでは、新規タイトルが人気を獲得するとシリーズ化され、定番機種へと成長する可能性が高い傾向があると分析しており、こうした動きから今後の市場展開にも期待が持てるとしている。

▪️パチスロ機種別トップ10
1位「ネオアイムジャグラーEX」75,000台
2位「Lパチスロ革命機ヴァルヴレイヴ2」35,000台
3位「L東京喰種」32,500台
4位「スマスロ 東京リベンジャーズ」29,000台
5位「スマスロ 新鬼武者3」24,500台
6位「L沖ドキ!DUOアンコール」20,500台
7位「Lパチスロ 機動戦士ガンダムSEED」18,500台
8位「スマスロ マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」18,500台
9位「吉宗」17,000台
10位「スマスロスーパーブラックジャック」15,000台
 ※各数値はパチンコビレッジ独自調査によるもの

2025年のパチスロ機種の特徴としては、上位機種の販売台数が大きく伸びた点が挙げられる。昨年の1位だった「押忍!番長4」が約3万台だったのに対し、今年の1位は「ネオアイムジャグラーEX」で約7万5,000台と大幅に増加した。今年の2位、3位についても販売台数は3万台を超えている。

機種ごとの販売台数は増加傾向にある一方で、2025年は型式試験の適合率低下により新機種数が減少した。このため、注目度の高いタイトルに需要が集中した結果とも考えられるという。また、6月に導入が始まったBT機についてはランキング入りこそ果たしていないものの、来年以降の販売拡大に期待を寄せている。

パチンコ・パチスロ別のメーカーグループ販売台数トップ5、および合算のメーカーグループ販売台数トップ5は次のとおり。

▪️パチンコメーカーグループ販売台数トップ5
1位 SANKYOグループ 288,500台(25機種)
2位 三洋グループ 103,500台(10機種)
3位 サミーグループ 102,000台(11機種)
4位 京楽産業.グループ 72,000台(12機種)
5位 ニューギングループ 59,000台(18機種)
 ※各数値はパチンコビレッジ独自調査によるもの

1位のSANKYOグループは昨年比で9万台程度増加し、その強さが際立った結果となった。また、グループ販売台数5位でも6万台を切っているため、パチンコはまだ厳しい状況が継続していると分析した。

▪️パチスロメーカーグループ販売台数トップ5
1位 SANKYOグループ 92,000台(6機種)
2位 ユニバーサルグループ 83,000台(9機種)
3位 北電子グループ 82,500台(3機種)
4位 エンターライズグループ 58,500台(4機種)
5位 サミーグループ 56,000台(4機種)
 ※各数値はパチンコビレッジ独自調査によるもの

パチスロメーカーグループの特徴としては、5位のサミーグループは例年トップ3の常連だったが、今年は4機種リリースで5位。来年1月納品予定の「スマスロ北斗の拳 転生の章2」の注文が殺到しているため、仮に年内に販売されていたらランキングが変わっていた可能性があるとした。

▪️2025年メーカーグループ販売台数トップ5
1位 SANKYOグループ 380,500台
2位 サミーグループ 158,000台
3位 ユニバーサルグループ 115,000台
4位 三洋グループ 110,000台
5位 京楽産業.グループ 89,000台
 ※各数値はパチンコビレッジ独自調査によるもの

合算のメーカーグループの特徴としては、1位のSANKYOグループは全体の約25%を占め、2位の数値と倍以上の差がついている。ここまでの差が出ているのは、安定した機種を供給する開発力というのもあるが、営業・製造を含めたグループ全体の総合力・組織力が大きいのではないかと分析した。

また、2025年のスマート遊技機の状況も発表。スマパチは販売機種52機種513,000台(台数割合約59%)、スマスロは73機種575,000台(台数割合約87%)となった。

スマパチは、昨年の台数割合約22%から大幅に増加して約87%。LT3.0プラスが登場した7月以降のスマパチの台数が増加している。今後もスマパチの増加が見込まれるが、期待通りに稼働になっておらず、今後は射幸性にとらわれないスマパチ新機種など、安定した人気機種の登場が不可欠になってくるとした。一方、スマスロは、パチスロ人気が継続しているものの、前年の91機種から今年は73機種に減少。その要因に適合率低下が挙げられるが、スマスロ人気が高い一方、十分に供給できていない状況が示されているとした。

発表会では村岡代表が、「パチンコのお客様が非常に減っていることを危惧している。先日の内規の質疑応答の変更により、射幸性の高い機械に対して下げようとする動きがあったようだ。射幸性を下げてもすぐにお客様は戻らないと思っているが、パチンコ離れが深刻になっているという気がしてならない」と前置きした上で、2026年の販売実績予想について発表。2026年の安心要素は「スマスロの定着」と「パチスロ人気の継続」、期待要素は「スマパチの普及」と「パチスロBT機の普及」、不安要素は「止まらないホールの減少」「改善されない型式試験適合率の低さ」「複雑な高射幸性中心の新機種」が挙げられるとして、「パチンコの販売実績は大きく減らし、70万台以下になる可能性もある。パチスロは現状維持もしくは微増。パチスロの適合率が低すぎて新機種の登場が極端に減らないかぎり、パチスロがパチンコを初めて逆転する」と予想した。

https://www.pachinkovillage.com

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