大阪福祉防犯協会、子ども食堂に基金寄贈 3年間で総額645万円
遊技日本2025年11月5日
大阪福祉防犯協会は、令和5年度からボランティアのみで運営している子ども食堂に基金を寄贈している。令和5、6年度には14ヵ所の子ども食堂に、令和7年度には大阪市北区(1ヵ所)、阿倍野区(3ヵ所)、池田市(6ヵ所)、泉大津市(5ヵ所)の15ヵ所に225万円を寄贈し、これまでの3年間で43ヵ所に総額645万円を寄贈した。
同協会が子ども食堂に話を聞いたところ、少人数のボランティアで運営されていることが多い中、地元短期大学の学生がカリキュラムの一環として参加していたり、食事を提供することで母親に休憩場所として活用してもらったりと、それぞれ特色を出して運営されていた。
一方、場所の確保や資金繰りに課題を抱えている。特に公的な補助金は使い道が限定されることに加えて、助成を受けるために煩雑な手続きや結果報告を少ないスタッフで行わなければならず、少人数で地道に活動している子ども食堂では、かえって運営に支障が出てしまうことから、躊躇しているという現状がある。
そのような中で、同協会の基金寄贈については、煩わしい手続きなどが必要なく、使い道に制限がないことから、大型冷蔵庫の購入資金やクリスマスケーキなど年末年始のイベントにも使用でき、「使い方を子どもたちと話し合って決めます」「子どもたちの笑顔が目に浮かび、ワクワクします」といった声が聞かれ、大変好評だという。
同協会は、これからも地道に活動を続けている子ども食堂への基金寄贈を続けていくとしている。