円谷フィールズHD 第2四半期決算は営業益233%増、遊技機販売が好調、通期業績予想を上方修正
遊技日本2025年11月5日
円谷フィールズホールディングスが10月31日に発表した2026年3月期第2四半期決算は、
売上高959億53百万円(前年同期比109.7%増)、営業利益135億95百万円(同233.9%増)、経常利益139億4百万円(同160.8%増)、中間純利益95億52百万円(同238.3%増)だった。有力IPを搭載したパチンコ・パチスロ機の好調な販売と前期販売機種の増産が業績に寄与し、大幅な増収増益で着地した。
アミューズメント機器事業セグメントの業績は、売上高878億25百万円(前年同期比136.1%増)、営業利益146億73百万円(同369.9%増)。「eシン・ウルトラマン」「e東京喰種」「Lパチスロ 機動戦士ガンダムSEED」など、有力IP搭載機の販売が好調に推移したことに加え、前期販売機の増産ニーズに対応した結果、販売台数はパチンコ機69,569台(同231.9%増)、パチスロ機90,233台(同226.0%増)、合計159,802台(228.6%増)となり、市場販売台数に占める販売シェアは約20.7%となった。
コンテンツ&デジタル事業セグメントの売上高は75億38百万円(前年同期比5.7%減)、営業利益は7億49百万円(同64.6%減)。中国市場において、一過性のヒット商品の販売がひと段落したことやIPの多様化に伴う現地パートナーの取り扱い商品の見直しが主な要因となり、「ウルトラマン」IPのライセンス収入が一時的に減少した。
通期の連結業績予想については、アミューズメント機器事業の好調な業績の進捗に加え、第3四半期に向けて、エヴァンゲリオンシリーズ最新作「e 新世紀エヴァンゲリオン ~はじまりの記憶~」等の販売が順調に進捗していることを踏まえ、売上高1700億円(前期比20.9%増)、営業利益180億円(同17.7%増)、経常利益183億円(同11.2%増)、純利益128億円(同14.7%増)に上方修正した。