全日遊連が全国理事会に伴う記者会見
遊技通信2025年9月25日
全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連、阿部恭久理事長)は9月19日、全国理事会に伴う記者会見をオンラインで行った。阿部理事長の欠席により平川容志副理事長が代行を務め、合田康広副理事長、太田裕之専務理事らが会見に応じた。
当日の全国理事会の審議では、そごう・西武との「業務委託及び売買基本契約」の締結(2026年春のファン感謝デーの幹事会社の選定)を承認。報告事項では、①パチンコ・パチスロ依存問題への対応(パチンコ・パチスロ依存問題基礎講座リニューアルのお知らせ)、②ホール関係4団体広告宣伝検討会の開催結果(8月5日と9月5日に開催)、③遊技産業健全化推進機構の臨時理事会及び定例理事会の開催結果(8月21日、9月1日に開催)、④遊技機流通制度連絡会の開催結果(3月10日開催)、⑤中古機流通協議会の開催結果(9月3日開催)、⑥全国パチンコ・パチスロファン感謝デーについて(11月14日〜16日に開催予定)、⑦遊技機リサイクル推進委員会の開催結果(8月26日開催)が報告された。
②の広告宣伝検討会では、メーカー記念日やいわゆるゼロ円パチンコのお試し遊技の議論、また是正勧告事例集(第5集)について協議した。また「情報提供システム」への本年8月末までの投稿情報については処理完了が4298件、うち是正勧告は1295件だった。
質疑ではこの是正勧告の件数について、各都道府県遊協を通してガイドラン遵守に努力する指導を継続的に行っていくとした。
また、店舗数減少に一因に挙げられる機械代問題の進捗状況についての質問には「店舗数減少に歯止めをかけるには、投資金額を下げて新規ファンが入りやすい環境づくりがある。機械代に関してはメーカーと抑制に向けた協議を度々している」として、11月開催予定の定期協議会にて新規ファンの獲得に向けてメーカーの協力を陳情する方針を述べた。