平均稼働・売上は3年連続アップ パチスロ市場のお盆営業を振り返る|メイドインサービス
アミューズメントジャパン2025年8月27日
パチスロ運用に特化したコンサルタント企業メイドインサービス(東京都府中市)が8月22日、ホール企業限定のパチスロ定例セミナーを開催した。パチスロの最新動向を伝える毎月定例のもので、今回で39回目。
講師を務めたのは、事業戦略部セールスプロモーショングループの池上周平係長。セミナー冒頭で7月のパチスロ市場を振り返った。7月に導入された新機種は、スマスロ4機種とメダル機1機種。増産されたスマスロ3機種を合わせて販売台数は2万5600台だった。7月末時点のスマスロ機の設置比率は55.5%、ノーマルタイプを除いたL機の設置シェアは81.5%だった。
個店ごとの戦略構築を支援する同社の分析レポート配信サービス「SIRIUS」(シリウス)の総合実績シェアランキングでは、トップ25に7月導入の『LBパチスロ ヱヴァンゲリヲン~約束の扉~』が22位にランクイン。また、稼働・粗利増で先月8位だった『LモンキーターンV』が6位、16位まで順位を落としていた『L北斗の拳』が8位にアップした。
今回のトピックは「2025年お盆営業の振り返り」。昨年と同じく、最大9連休となったお盆期間のパチスロ市場は、平均稼働・売上ともに3年連続で前年比プラスとなった。池上係長は「好調をキープし続けているパチスロ市場は平均稼働・売上ともにプラス、粗利は平均設定が上がったことなどが若干のマイナスになった要因と考えられる。またお盆前の一カ月の稼働と比較すると、稼働率は121.8%アップ。これは22年の6.5号機が登場した月と同じくらいの上昇率で、直近3年で一番の伸びだった」と振り返った。
稼働上位の機種ベスト25を見ると、昨年と同じく新台が上位に。ジャグラーとハナハナを除き、昨年からベスト25に入っているのは『LモンキーターンV』と『S新ハナビ』の2機種だった。また7月とお盆期間の射幸強度別のシェアを比較してみたところ、同社が分類する「中・高射幸タイプ」、「中射幸タイプ」、「低・中射幸タイプ」、「低射幸タイプ」のシェアが少しずつ下がり、まとまった出玉獲得を目指す『高射幸タイプ』に人気が集中したことがわかった。
次回セミナーは9月19日14時からを予定している。
文=アミューズメントジャパン編集部