災害対策で社会をリードしていきたい|岡山県パチンコ・パチスロ業協同組合が総会
アミューズメントジャパン2025年7月4日
岡山県パチンコ・パチスロ業協同組合は6月30日、ホテルグランヴィア岡山で通常総会を開催した。冒頭のあいさつで千原行善理事長は、一昨年から広告宣伝、賞品提供、貯玉再プレーのガイドラインを順次策定したことに触れ、全日遊連では「適正なホール経営と集客向上につながる対応を図っている」と報告した。
その上で「本年は遊技業界全体が大きな変革を迎える大変重要な年」と位置づけ、昨年6月にパチンコ・パチスロ産業を21世紀会が発表した遊技業界のパーパス『遊びの力で心を元気に』について言及。「本年6月16日に開催されたパチンコ・パチスロ産業合同祝賀会でパーパス構想の実現に向けた行動指針を説明し、いよいよパーパスが具体的に動き出す」と述べた。
その具体的な取り組みとして千原理事長は、災害関連死の防止につながる「TKB48」に触れ、「TKBとはトイレ、キッチン(暖かい食事)、ベッドのことで、災害発生から48時間以内に整備、提供することで被災者に少しでもストレスのない生活を提供する取り組み」と説明。「我々の業界は災害対策についても政府や自治体とともに先進的に取り組んでおり、今後も社会をリードしていきたいと」意欲を示した。
さらに「命のキッチンカー」にも言及。「これは被災地で炊き出しを行い、温かい食事で命と心、そして地域をつなぐ活動。将来的にはロータリークラブ等の社会奉仕団体と遊技産業がタイアップして活動することで、より貢献していきたい」との構想を披露。「地域の皆様にパチンコ・パチスロ店があってよかったと思われるような存在になるよう、業界を挙げて努力していく」と呼びかけた。
総会後の祝賀パーティーでは、一般社団法人岡山県青少年財団、日本赤十字社岡山県支部、一般財団法人岡山県青少年財団に寄付金が贈呈された。
文=アミューズメントジャパン編集部