『遊びの力で、心元気に』の実現を目指す|全日遊連が総会
アミューズメントジャパン2025年6月30日
全日本遊技事業協同組合連合会は6月16日、都内のホテルニューオータニで通常総会を開催した。当日は阿部恭久理事長が体調不良により欠席。冒頭の理事長挨拶を平川容志副理事長が代読した。
理事長挨拶では、業界の現状を「依然としてコロナ禍以前の水準には届かず、遊技人口の減少にも歯止めがかかっていない。最大の要因は、誰もが安心して楽しく遊べるホール営業環境が十分に整備されていないことにある」と指摘。「私たちホール営業者は、お客様あっての大衆娯楽であるという原点に立ち返り、パチンコ・パチスロの本来の魅力を今一度見つめ直し、社会に開かれた健全な産業として、より多くの方々に認知と理解を得ていく取り組みを進めていかなければならない」との認識を示した。
また昨年からの動きとして、昨年6月に開催されたパチンコ・パチスロ産業合同祝賀会において、パチンコ・パチスロ産業21世紀会が「遊びの力で、心を元気に」というパーパスを掲げたことや、ホール4団体により策定された広告宣伝ガイドラインが今年5月に第3番まで改訂されたこと、また、昨年5月に制定された商品の提供方法に関するガイドラインや、同9月には貯玉・再プレーシステムに関するガイドラインが制定されたことに触れ、「これらの取り組みを最大限に活かし、休眠ファンの呼び戻しや新規ファンの獲得につなげるとともに、この街にパチンコホールがあってよかったと地域の皆様に思っていただけるよう、業界のパーパスである『遊びの力で心元気に』の実現を目指し、全国の組合員の皆様と力を合わせて邁進してまいります」と結んだ。
議事では所属組合の代表者の異動に伴う補充選任を審議し、澤田修宏氏(富山県・理事長)、中村尚秀氏(滋賀県・理事長)、杉本潤明氏(京都府・理事長)の3人を新たに選任した。
文=アミューズメントジャパン編集部