全流商が定時社員総会、堀井理事長を再選
遊技通信2025年5月19日
遊技場向けの景品を取扱う卸問屋の法人と景品買取所の法人で組織する一般社団法人全国流通商適正化協会（全流商、堀井努理事長＝東京商業流通協同組合理事長）は5月13日、東京・池袋のホテルメトロポリタンで、第3回定時社員総会を開催した。
冒頭に挨拶した堀井理事長は、遊技業界は遊技客離れ、設備投資による負担増、人手不足、賃金上昇など様々な課題に直面し、経営環境の悪化が懸念されているとして、「全ての会員が緊密に連携し、英知を結集し、厳しい状況を打破し、業界の維持発展につなげていかなければならない。これまでの2年間の活動で会員の皆様と十分な成果を共有するには至っていないが、一方で流通業界としてはじめての全国組織の枠組みが少しずつ認知され、活動の幅を広げてきた。今後も皆様からの意見をいただきながら会員相互の連携の輪をさらに強化し、成果に繋げていきたい」と述べた。
議案審議では事業報告及び決算、事業計画及び収支予算、定款の一部改正、理事・監事の選任について審議し、原案通り可決承認。事業計画では①新規会員の加入促進等組織の充実強化 、②会員相互の連携強化や各種情報共有の促進に資する各種施策の推進 、③三店方式の在り方に関する調査・研究 、④反社会的勢力の現状認識と暴力団の再関与防止に係わる調査・研究 、⑤時代に即した各種施策の推進 、⑥賞品買取所の処遇改善と効果的な防犯対策の調査・研究の6項目を推進することとした。
任期満了に伴う役員改選では理事・監事を選任し、その後の理事会で堀井理事長を再任した。 新役員は次の通り。
理事長 堀井 努（東京）
副理事長 大石 正仁（大阪）
副理事長 白石 寛海（熊本）
副理事長 軍司 浩太郎（東京）
副理事長 岡田 庄璽（愛知）（※新任）
専務理事 松澤 誠（東京）（※新任）
総会終了後の懇親会には、元衆議院議員で一般社団法人野田総合政策研究所理事長の野田毅氏、全日本遊技事業協同組合連合会理事長の阿部恭久氏らが来賓として出席。阿部理事長は来賓挨拶の中で、遊技業界の健全な発展には適正な賞品の取り揃えと流通が重要であるとして、全流商にその役割を期待した。
