毎日会館が破産手続き開始決定受ける(茨城)
遊技通信2025年1月7日
民間信用調査機関によると、茨城県でホール経営をしていた毎日会館が2024年12月17日に水戸地裁より破産手続き開始決定を受けたことが分かった。負債額は、約7,600万円とみられる。
同社は1982年に設立された遊技場の運営業者で、ひたちなか市内で「21世紀」1店舗を展開していた。一時は「21世紀」「毎日会館」の2店舗体制で20億円を上回る年収入高を計上していた。
しかし、遊技人口の減少に加え、射幸性の高い遊技台が設置できなくなり集客が鈍化。大型店との競合で不採算に陥った「毎日会館」を2008年12月に閉鎖した影響もあり、2018年3月期の年収入高は約2億3,300万円に落ち込んでいた。近年は新型コロナ感染拡大で来客数が急減し、2021年3月期の年収入高は1億円台にとどまっていた。遊技台の設置台数を減らすなどして経営を続けていたが、資金面から遊技台の入れ替えが難しくなるなか、新紙幣への対応に伴う負担も大きく事業の継続は困難と判断、2024年6月をもって閉鎖していた。
負債は債権者約20名に対し約7,600万円。