11月の型式試験実施状況、パチスロ機の適合率が今年最低値に
遊技通信2024年12月3日
保通協とGLI Japanがまとめた2024年11月の型式試験実施状況によると、パチンコ機の適合数は前月より4件減少した32件となり、適合率も0.2ポイント減の26.7%となった。パチスロ機の適合数は前月より22件減少した6件となり、適合率も13.3ポイント減の5.4%だった。適合率が1ケタ台になったのは今年3月のパチスロ機以来で、今年の最低値を記録した。
機関別に適合数を見ると、保通協ではパチンコ機は前月より7件減少した15件、パチスロ機も前月より15件減少した3件となった。一方GLI Japanではパチンコ機は前月より3件増加した17件、パチスロ機は前月より7件減少した3件だった。
不適合事例として、試射試験の結果が規則で定める値を超えた事例のほか、遊技機の試験では「大入賞口が、おおむね10個を超えて入賞する性能を有していた。」(パチンコ機)や「第一種特別役物の作動中に遊技回数が12回を超える性能を有していた。」「回胴が回転したとき、液晶表示器が暗く、図柄をおおむね識別することを阻害する性能を有していた。」(パチスロ機)が掲載された。設計書等審査では「遊技球発射装置下部のテーブル下側から空洞を通して硬貨等が挟み込める構造で、発射強度が0にならないように固定できる性能を有していた。」(パチンコ機)、「遊技終了時の処理を行っている間に投入ボタンを押下し続けると、遊技者が投入ボタンを押下したときではなく、遊技メダル投入可能な状態となったとき、遊技メダルが自動的に投入される性能を有していた。」(パチスロ機)などが掲載された。