【パチンコホール経営支援特集】業績を左右するデータの力~データ公開&データ分析の最前線を追う~
グリーンべると2024年11月22日
スマート遊技機の登場により、それらを効果的に運用・活用するための「データ分析」と、ファンにその魅力を分かりやすく伝えるための「データ公開」の重要性は高まった。そして現在、パチンコにおけるラッキートリガー機に加え、近い将来にパチスロにおけるボーナストリガー機の登場が予定されるなど、遊技機市場は再度、大きな変化を迎える。ますます重要性が高まる「データ公開」「データ分析」の最前線を追った。
ファンの信用・信頼を深める充実した「データ」
ホールがファンに提供する「データ」の定番といえば、データランプやインターネット上で閲覧できる遊技台データ(スランプグラフ、大当たり回数、獲得出玉etc…)だった。ファンのニーズはそれで十分満たしていたが、高い出玉性能を有しながら、その出玉感が可視化しにくいスマート遊技機の登場によって、出玉感を視覚で捉えることを求めはじめた。
こうした背景から近年、島上設置や床置きタイプの出玉表示器が多くリリースされ、店舗の標準設備となっている。加えて、新たな広告宣伝ガイドラインの策定により可能となった出玉ランキング、おすすめ機種等をアピールするためのツールも多く導入されている。
ファンが求めるデータは、その時々のトレンドや市場状況によって変化する。このニーズをいち早く察知し、いかに早く提供できるかどうかが、自店への信用・信頼を深めることに直結するといっても過言ではない。都内で稼働が堅調に推移しているパチスロ専門店関係者は「ファンにとってデータは、店舗の選択や狙い台を決めるために必要不可欠。遊技台データしかり、出玉ランキングしかり、店舗としてしっかり提供していくことで自店のアピールにもなるしファンの囲い込みにも繋がる。妥協していてはもったいない」と力説する。
新たな仕様の遊技機登場で「データ分析」もより重要に
ファンへの「データ公開」と同じく、重要性の高まりが確実視されるのがホール側の「データ分析」だ。
業界を挙げて多種多様な遊技機を開発できる土壌を整備しつつある中、昨今登場したラッキートリガー機に次いで、BT搭載機といった従来よりもゲーム性に富んだ様々な遊技機が登場してくることが見込まれる。最初は手探りの状況での運用となるが、機種特性、市場評価、ファンのニーズなど様々な側面から、最適な運用法や設置台数を導き出すことが、集客の最大化、ひいては効率的な店舗運営を行う上で重要なウェイトを占める。
次項から紹介する「データ公開」「データ分析」ツールは、最新のファンニーズを捉え、最新技術を用いたこれからの時代に欠かせないものばかり。是非活用してもらいたい。
【掲載企業一覧】
※画像をクリック・タップで拡大閲覧できます
マースエンジニアリング
[エヴォールクラウド]
[AI分析サービス]
グローリーナスカ
データ活用ソリューション[ONEHALL(ワンホール)]
エレクス
島上設置型出玉表示器[EL-D3]
THINX
機種分析レポート[TRYSEM CROSS]
▶過去の「パチンコホール経営支援特集」はこちらから