中嶋エンジニアリングが破産手続き開始決定受ける(東京)
遊技通信2024年11月11日
民間信用調査機関によると、群馬県で遊技機械設計・試作を経営していた中嶋エンジニアリングが10月25日に前橋地裁桐生支部より破産手続き開始決定を受けたことが分かった。負債額は、約3,500万円とみられる。
同社は2005年に設立された。遊技機械メーカーなどを得意先として、パチンコ機械やスロット機械など遊技機械の設計と試作機の製造を行い、2012年8月期には年収入高約1億5,000万円を計上していた。
しかし、主力得意先から試作品の受注が大幅に減少したほか、一部取引先との取引解消もあって翌2013年8月期の年収入高は約4,800万円に落ち込んでいた。その後も収入は回復せず、先細りとなり、2022年8月期の年収入高は約1,500万円にとどまっていたほか、赤字が慢性化。先行きの見通しが立たないことから、2023年9月までに事業を停止していた。
負債は2022年8月期末時点で約3,500万円だが、その後変動している可能性がある。