10月の型式試験実施状況、じゃん球が約9年ぶりに適合
遊技通信2024年11月5日
保通協とGLI Japanがまとめた2024年10月の型式試験実施状況によると、じゃん球が適合したことが分かった。じゃん球が適合したのは2015年9月以来とみられ、約9年ぶりとなる。
パチンコ機の適合数は前月より7件増加した36件となったが、適合率は2.4ポイント減の26.9%となった。パチスロ機の適合数は前月より5件減少した28件となり、適合率も7.3ポイント減の18.7%だった。
機関別に適合数を見ると、保通協ではパチンコ機は前月より5件増加した22件、パチスロ機が前月より7件減少した18件となった。一方GLI Japanではパチンコ機は前月より2件増加した14件、パチスロ機も前月より2件増加した10件だった。
不適合事例として、試射試験の結果が規則で定める値を超えた事例のほか、遊技機の試験では「大入賞口が、おおむね10個を超えて入賞する性能を有していた。」「演出用の可動物により、演出用の図柄の表示が阻害された。」(パチンコ機)や「第一種特別役物に係る役物連続作動装置作動中の獲得枚数があらかじめ定められた数を超えても、第一種特別役物に係る役物連続作動装置の作動が終了しない性能が確認された。」(パチスロ機)が掲載された。設計書等審査で「始動口への入賞により作動する特別電動役物が、特定の条件下では始動口へ入賞しても作動しない性能を有していた。」(パチンコ機)、「主基板のロムのデータ領域に「0」以外の未使用のデータが存在していた。」(パチスロ機)などが掲載された。