早期設定判別が明らかになった「モンキーV」の稼働状況は?|メイドインサービス
アミューズメントジャパン2024年10月18日
パチスロ運用に特化したコンサルタント企業メイドインサービス(東京都府中市)が10月11日、ホール企業限定のパチスロ定例セミナーを開催した。パチスロの最新動向を伝える毎月定例のもので、今回で29回目。
講師を務めたのは同社事業戦略部セールスプロモーショングループの池上周平主任。セミナー冒頭では9月のパチスロ市場を振り返った。9月に導入された新機種はスマスロ4機種、メダル機1機種。スマスロは2機種の増産を合わせた販売台数が2万8000台、メダル機は3000台だった。9月末時点のスマスロ機の設置比率は前月から変化はなかった。
個店ごとの戦略構築を支援する同社の分析レポート配信サービス「SIRIUS」(シリウス)の総合ランキングでは、トップ25に9月導入のスマスロ新機種『Lかぐや様は告らせたい』が6位にランクイン。8月に登場した新機種でトップ25に残ったのは『Lゲゲゲの鬼太郎 覚醒』のみ。昨年12月導入の『LモンキーターンV』は5位から4位にランクアップと、いまだ好調を維持し続けている。
また池上主任はネットなどで『LモンキーターンV』の早期設定判別要素が話題になったことについて触れ、「現状(10月5日集計現在)では稼働に変化はないと言える。ライト層にも情報が広く出回るのであれば平日稼働が厳しくなるという見方もあるが、現状の稼働を見ると問題はなさそう。設定1だけでなく、2および4、5を使用するなど、簡単に看破しにくい様な仕掛けをして、稼働維持を図っていきたい」と解説した。
まとめでは、販売台数約2万5000台とされている、10月21日導入の話題機種『スロット Re:ゼロから始める異世界生活 season2』について触れ、「ここ2年間で初期2万台以上が導入された11機種のうち、10週を超えた機種は『番長4』、『バジ絆2』、『鏡』、『北斗』の4機種で、20週を超えた機種は「北斗」のみ。『スロット Re:ゼロから始める異世界生活 season2』は台数過多の不安視もあるが、最有力機種であることは間違いない」と話す。また11月導入の『Lバンドリ!』についても、「スペック・ゲーム性・ブランド力でみても高評価。メーカー評価も相まって、スマッシュヒットの可能性もある」としている。
次回セミナーは11月15日を予定している。
文=アミューズメントジャパン編集部