5月の型式試験実施状況、低調続く適合率
遊技通信2024年6月4日
保通協とGLI Japanがまとめた2024年5月の型式試験実施状況によると、パチンコ機の適合数は前月と同じ23件となり、適合率は8.6ポイント減の17.0%となった。パチスロ機の適合数は前月より4件増加した17件となり、適合率は2.1ポイント増の13.8%だった。
機関別に適合数を見ると、保通協では、パチンコ機が前月と同じ15件、パチスロ機は前月より3件増加した11件となった。一方GLI Japanでは、パチンコ機は前月と同じ8件、パチスロ機は前月より1件増加した6件だった。なお、2月に保通協が受理したじゃん球について、不適合の結果書が交付されている。
不適合事例として、試射試験の結果が規則で定める値を超えた事例のほか、遊技機の試験で「試射試験の結果、役物比率が規則で定める値を超えた。試射試験の結果、連続役物比率が規則で定める値を超えた。」「試射試験の結果、⼊賞が容易となるように変動させる場合において、変動している間の出⽟率が1を超えた。」(パチンコ機)、「主基板ケースに2mmを超える隙間があり、当該箇所について不正行為に対する対策が為されていなかった。」や「主基板に製造業者等が印刷されていなかった。」(パチスロ機)などが掲載された。ほかにも設計書等審査で「申請書添付書類に記載すべき基板に係る書類が欠落していた。」や「中継端⼦板に係る申請書類が⽋落していた。」(パチンコ機)、対比照合審査で「試験用遊技機において、ハーネスの線材が申請書添付書類と異なっていた。」(パチスロ機)が掲載されている。