1月の型式試験適合率、適合率は前月に続きパチンコ改善・パチスロ悪化
遊技通信2024年2月2日
保通協とGLI Japanがまとめた2024年1月の型式試験実施状況によると、パチンコ機の適合数は前月から6件増の29件となり、適合率は7.9ポイント増の31.9%となった。パチンコ機の適合率が30%を超えたのは、2022年2月以来と見られる。一方でパチスロ機の適合数は前月と同じ19件だったが、適合率は1.1ポイント減の17.0%だった。
機関別に見ると、保通協では、パチンコ機の適合数が前月より2件増加した19件、パチスロ機の適合数も前月より1件増加した15件となった。一方GLI Japanでは、パチンコ機の適合数は前月より4件増加した10件、パチスロ機の適合数は前月より1件減少した4件だった。
不適合事例として、試射試験の結果が規則で定める値を超えた事例のほか、設計書等審査で「⼊賞容易状態が終了するまでの条件装置の作動に係る抽せん回数が定まっていなかった」(パチンコ機)や「第一種特別役物に係る役物連続作動装置作動時の遊技メダルの獲得性能が、非作動時に比べて下がる性能を有していた」「条件装置が作動している全ての遊技において、回転停止装置を作動させる時間にかかわらず条件装置に係る図柄の組合せを表示させる制御が可能となる性能を有していた」(パチスロ機)などが掲載された。遊技機の試験では、「入賞容易状態にもかかわらず演出表示器に非入賞容易状態であるかのような文字を表示する性能を有していた」(パチンコ機)が掲載されている。