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神遊協 ウクライナ避難民に日本の伝統文化体験を提供 遊技通信2023年8月28日

(後列左から)黒岩知事、オレクサンドル・セメニューク氏、伊坂理事長(4番目)がイベント参加者と記念撮影を行った

神奈川県遊技場協同組合(神遊協)と神奈川福祉事業協会(神福協)は8月27日、横浜ベイホテル東急でウクライナ避難民に日本の伝統文化を知ってもらう「ウクライナの方々と楽しむ会〜日本の文化を知ろう〜」を開催した。

神遊協と神福協は、昭和60年から各種の社会貢献事業に取組んでおり、ウクライナ避難民が受け入れ施設への入居後、すぐに生活できるように家財用具一式を寄贈した取組みが「第18回社会貢献大賞」を受賞している。今回のイベントは、その一環として神奈川県や東京都などに住むウクライナ避難民と支援者180人を招待。会場には、日本の縁日を体験できるさまざまなアトラクションを用意し、参加者は浴衣の着付体験や輪投げ、ヨーヨー釣りなどの楽しんだ。

ウクライナの子どもたちが「おもちゃくじ」を楽しんだ

当日は食事会も開催され、お寿司や天ぷらなどの和食を堪能したほか、琴・尺八・ヴァイオリン・ピアノ・パーカッションで構成された「なでしこオーケストラ」による演奏会と豪華賞品が当たる抽選会も行われた。

主催者を代表して挨拶した伊坂重憲理事長は、「日本の伝統文化に触れていただき、少しでも日本という国を知っていだくことで、友好の輪を広げていければと思っています」と語った。イベントに協賛した神奈川県の黒岩祐治知事は、神遊協と神福協の活動に謝辞を述べ、「この厳しい時代をなんとか乗り越えるために、県としても総力を上げてウクライナを応援していきたい」と意欲を示した。

在日ウクライナ大使館のオレクサンドル・セメニューク公使参事官は、「日本の文化や美しさ、素晴らしさを知る機会を作ってくれた伊坂様、黒岩様に心から感謝しております。戦争はまだ終わっていないので、お互いに助け合いながらこの難局を乗り越えましょう」と訴えた。

神遊協は、ウクライナ支援に向けた募金活動も実施しており、公使参事官に浄財27万1080円の目録を贈呈した。

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