マルハン通期決算、経常利益が21.2%減
グリーンべると2023年6月28日
マルハンは6月23日、2023年3月期の連結業績を公表した。
売上高は前期比3.8%増の1兆3,196億3,300万円、営業利益は同24.7%減の183億5,900万円、経常利益は同21.2%減の241億7,100万円、純利益は同22.8%減の112億円と増収減益となった。
過去10年の主要指標の推移は下記の通りだ。
売上高は、2015年3月期に2兆円割れして以降も減少が続き、2018年~2020年は1.5兆円で推移していたところ、コロナ禍により急減。2021年3月期は1.1兆円に落ち込んだ。しかし、その後は増加に転じ、今期は1.3兆円レベルに戻している。今後は、コロナ禍前の水準である1.5兆円レベルに回復できるかが注目だ。
経常利益は10年前の600億円台に比べると、今期は半分以下(241.7億円)だが、コロナ禍の影響を最も多く受けた2021年3月期に比べると1.5倍ほど増加している。店舗の整理が進んだことと、スマスロ登場などによる遊技機市場の回復という状況を受け、次期以降、どう推移していくか注目である。
なお今年3月末における同社の店舗数は310店舗(前期比4店舗減)、遊技機台数は21万9,085台(同1,434台減)、従業員10,592人(22人増)となっている。