PAAが啓発週間に依存問題勉強会
アミューズメントジャパン2023年5月23日
ぱちんこ広告協議会(PAA)は5月19日、全日本学生遊技連盟の学生職員を対象にした依存問題勉強会を都内で開催。会場参加とオンライン参加を合わせて、30人を超える受講者がぱちんこ依存問題への理解を深めた。
冒頭で挨拶に立った平野輝寿理事長は、「パチンコにはおもしろい、おもしろくない、勝てる、勝てないということ以外に、すごく良い面がたくさんあります。一方で依存問題のようなネガティブな一面もある。啓発週間にある今日は、それを払拭できるように若い皆さんと一緒に勉強していきたい」と述べた。
勉強会は、お題をクリアするとぱちんこ依存問題に関連するキーワードが出現するオリジナルの謎解き形式で進行。パチンコ・パチスロ情報サイト「パチ7」のハニートラップ梅木氏と、PAA依存問題ワーキンググループの大石大氏が司会を務め、導かれたキーワードを鈴木智一氏(マルハン西日本カンパニー、RSN出向6期生)が解説した。
全4問のキーワード解説を終えた鈴木氏は、遊技業界が取り組むその他の施策についても言及。取り組みの全体像を表す1枚のイラストを画面共有し、依存問題の啓発に努めていることを紹介した。
「業界がいろいろなことにしっかりと取り組んでいることを知っていただけて、意義のある機会になった。取り組みの中には、進化させなければならないところがある。皆さんのような若い世代、学生のアイデアに期待しています」(鈴木氏)
■勉強会で示された遊技業界の依存問題対策(一例)
自己申告・家族申告プログラム、安心パチンコ・パチスロアドバイザー、リカバリーサポート・ネットワーク、広告物への共通標語の掲出、18歳未満者の立ち入り禁止、射幸性の高さと依存の相関関係を調べる調査、車内放置対策、広告宣伝規制、第三者機関による答申など