型式試験適合率 パチンコ機・パチスロ機ともに前月より悪化
遊技通信2023年5月8日
保通協とGLI Japanがまとめた2023年4月の型式試験実施状況によると、パチンコ機の適合数は前月と同じ26件で、適合率は2.0ポイント減の23.0%だった。また、パチスロ機の適合数は前月から5件減の22件で、適合率は7.0ポイント限の19.0%だった。どちらも前月より適合率を減らし、低調な推移が続いている。
試験機関別で見ると、保通協ではパチンコ機の適合数が前月と同じ21件だったのに対し、パチスロ機の適合数は前月より8件減少の18件。パチスロ機の適合率は前月比で13.2ポイント減の18.9%となり大幅に低下した。一方、GLI Japanは、パチンコ機の適合数が前月と同じ5件で、パチスロ機の適合数は前月より3件増加した4件だった。
不適合事例として、試射試験の結果が規則で定める値を超えた事例のほか、以下が掲載されている。
「特定の手順を行うことで、始動口の入口を開放することが可能な構造となっており、遊技者が容易に条件装置を作動させることが可能となる性能を有していた」「一回の内部抽せんで、複数の内部抽せんが行われたかのような演出を行っていた」(ぱちんこ)
「第一種特別役物が作動すると、規定数が変動するとともに、入賞に係る図柄の組合せに対する遊技メダルの獲得数が減少する性能を有していた」(回胴式)