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ホールの社会貢献活動、コロナ禍から回復傾向 遊技通信2022年4月21日

一般社団法人パチンコ・パチスロ社会貢献機構(宮田亮平代表理事)のまとめによると、2021年中に全国のホール及びホール団体が行った社会貢献活動の拠出額は、前の年から9,585万円増の11億3,152万3,150円だった。実施件数は8,346件で427件の減少だったものの、ボランティア活動の報告は新型コロナ禍で各種の活動が制限された前の年から大幅に回復し、3,894件に上った。
 
拠出内訳では、現金の拠出が前の年から1億2,180万円増えて8億8,351万9,019円、物品等の寄贈が2,595万円減の2億4,800万4,131円だった。拠出元内訳では、ホール及びホール企業が57.8%でもっとも多く、次いで都府県方面の26.4%、支部組合の11.0%と続いた。拠出内容では、社会福祉関係が29.1%、地域貢献関係が28.5%、防犯関係が10.4%、青少年育成関係が8.6%と続き、特に地域貢献の関係が大きく伸びた。
 
全国のホール企業などが行う社会貢献活動は、前回調査の2020年実績で新型コロナの影響を強く受けて2019年実績から約3割減少。各種のイベントに協力する際に行っていた活動が、イベントそのものの中止で拠出件数や拠出金額が大きく減っていた。一方で、同年4月の緊急事態宣言以降はマスクや防護服、空気清浄機などの物品の寄贈が増えていた。
 
今回の調査結果では、新型コロナ禍前の一昨年の水準(拠出額14億7,196万5,083円、実施件数1万2,777件)には達しないものの、ホール数の減少傾向が続く中にあって各種の社会貢献活動がふたたび行われるようになってきていることを窺わせた。
 
 
 

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