韓国ゲーム企業、コムシードをTOBで買収
グリーンべると2006年12月15日
韓国のオンラインゲーム運営会社であるサイカン・エンタテインメントの日本法人サイカンは12月13日、パチンコ情報サイト「パチンコ倶楽部」などを運営する名証セントレックス上場のコムシードを大手遊技機メーカーの平和から買収すると発表した。マスコミ各紙が報じた。
報道によるとサイカン社は14日から開始しているTOB(株式公開買い付け)を通じて平和が保有するコムシード株43%を取得し、あわせて第三者割当増資も引き受けることでコムシードを子会社化する方針。TOBは1株9万6500円で実施する。また第三者割当増資についてコムシードは、サイカン社を割当先とする7500株の新株を発行する予定で、TOBと合わせてサイカン社の株式所有比率は54.86%となる見込み。コムシードは買収に対して賛同の意を表明している。
今回の買収によりサイカン社はグループとして日本をはじめ世界各国のオンラインゲーム、モバイルゲーム市場に積極的に参入していく予定。一方のコムシードは、サイカンの日本進出ビジネス、日本国内におけるオンラインゲーム開発、サイカングループが開発するモバイル向けゲームとコムシードが運営するモバイルコンテンツなど、さまざまな協力をおこなっていく。