ファンに寄り添ったスピードタイプ
アミューズメントジャパン2021年1月18日
原作漫画である『DD北斗の拳』のDDは、「Design Deformation」の略。ケンシロウをはじめとする登場人物は、ギャグ漫画にふさわしい二頭身のデフォルメキャラだ。ところが、『P DD北斗の拳2 ついでに愛をとりもどせ!!〜ケンシロウ319Ver.〜』は、こうしたユルめのキャラからは想像もできない極めて骨太な出玉性能を備えている。ハイミドルV‐STタイプでST中はP機最速の出玉スピード。さらにRUSH突入後に、「打ち手のテンションを下げない工夫」を随所に凝らしている。
高尾の『P学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・デッド2 弾丸319Ver.』や三洋物産の『P大工の源さん 超韋駄天』など、出玉が速い”スピードタイプ“のハイミドル新規則機は、最近一つの人気カテゴリーとして定着しつつある。投資面で極端に大きなリスクを負うことなく、仕事帰りの短時間勝負でもヒキ次第で夢が追える。こうした特徴が、多くのファンに支持されている理由の一つなのだろう。
『P DD北斗の拳2 ついでに愛をとりもどせ!!〜ケンシロウ319Ver.〜』は、初当たりの50%で確変大当たりに突入、そのすべてが1500個の払い出しだ。加えて時短引き戻しを含むST継続率が約85%と高い。せっかくRUSHに突入したのに少ないラウンドに偏って出玉が一箱にも満たずガッカリということがない。RUSH突入時のTYは約6600個と昨年導入された幾多のミドルV‐STの中でもトップクラスだ。
61回のST終了後は、40回or141回の時短付き。後者の引き戻し確率は約36%と、3回に1回以上は引き戻すことができ、ST後のテンションを下げない工夫の一つになっている。
この機種でもう一つ注目したいのが、稼働支援システムを多数搭載したことだ。夕方からしか突入しない「女子会モード」や+α回転の遊技を促進する「ターゲットカウンター」は、アウト向上に直結する。他のデモ画面での「新台表記」や「あさいち一発演出」、「ゲームナビ」「ラウンドガイド機能」なども、プレイヤーの心理にしっかり寄り添った機能と言える。コアユーザーだけに的を絞らず、幅広い層をターゲットにした開発コンセプトにも好感がもてる。
©️武論尊・原哲夫/コアミックス1983 版権許諾証 YTU-855
©️武論尊・原哲夫/コアミックス1983,©DD北斗の拳2013,2015