MAXタイプの新台納品は年内一杯まで
グリーンべると2005年11月11日
11月10日に開かれた中古機流通協議会で、大当たり確率が1/500に迫るいわゆる「MAXタイプ」のパチンコ機の新台納品について、今年12月31日の年内一杯までとする方針が日工組から改めて説明されていたことが分かった。同協議会には日遊協、全日遊連、日工組、日電協、全商協、回胴遊商の業界6団体が参画している。
今回の方針は10月5日に改訂された日工組の「内規変更」以降に、すでに日工組内で固まっていたもの。関係団体の全商協とは個別に調整が進められていたことが分かっているが、今回、協議会で正式表明することで日工組は、業界の総意として「MAXタイプ」の中古移動に暗に“自粛”を求めたかったものと思われる。
ただし当日は日工組から自粛要請に関する踏み込んだ発言は聞かれなかった模様だ。内規変更の趣旨である「射倖性抑止」を考慮し、その上での「良識ある判断」(消息筋)を言外にほのめかすにとどめていたという。
一方、全商協は、来年以降の「MAXタイプ」の中古移動については傘下販社にとくに自粛は求めず、あくまでも各自の判断に委ねていく方針を示している。これは最近の「MAXタイプ」へのニーズ自体が低調に推移していることから、現状の市場力学がすでに射倖性抑止に向かっている点を考慮したものと思われる。
先の内規変更で日工組は、大当たり確率の下限について「1/500まで」から「1/400まで」に改めていた。