「pp奨学金」が2020年度の募集要綱を発表
遊技通信2019年9月3日
業界有志が社会福祉法人さぽうと21の協力を得て設立した「pp奨学金(パチンコ・パチスロ奨学金)」では、2020年度の給付希望者の受付を9月15日から開始することを発表した。
応募資格は2020年度に国内の大学院、大学、短期大学、専門学校、高等専門学校への進学予定者もしくはすでに在籍している者で、永住者、特別永住者を含む日本国籍を有する者のうち、経済的な理由で就学が困難な者、学業優秀であることなどが条件。書類選考と面接選考を経て、30名から40名の学生に対し、2020年4月から21年3月までの1年間に渡って月額3万円から5万円を給付する。応募期間は10月31日まで。募集要項など詳細は、pp奨学金のウェブサイトに掲載した。
「pp奨学金」は、さぽうと21の協力を得て遊技業界有志が2016年秋に準備委員会を設立した、返済を求めない給付型の学生支援プログラム。2017年にパイロット給付生として8名の学生に奨学金を支給し、初の一般公募となった2018年には49名の応募者の中から22名の学生に給付した。2019年度は152名の応募があり、現在、37名への給付を行っている。
運営委員会の委員長には前日遊協会長でフシミコーポレーション代表取締役の深谷友尋氏が就任し、業界企業を中心に趣旨に賛同した53の団体、個人がメンバーになっている。奨学金の原資は遊技客から寄せられる「募玉」で、募玉募金設置店舗は現在124店舗。