京都府遊協総会、白川理事長を8選
遊技通信2019年6月4日
京都府遊協は5月29日、京都市中京区のANAクラウンプラザ京都で、第55期通常総会を開催し、上程された全ての議案を可決、承認したほか、任期満了に伴う役員改選では、白川鐘一理事長の再選を決議した。白川理事長は8期目となる。また新たな副理事長に、杉本潤明氏を選出した。
挨拶した白川理事長は、「この数年、依存対策の強化を図ってきた。今年も、旧規則機の撤去や改正健康増進法対応など、大きな負担が予想されるが、依存問題に対する新たな施策、努力が必要だ。もはや業界は、依存対策抜きには語れない。産業全体の姿勢が問われているといえるだろう」と述べ、さらなる依存問題に対する協力を訴えた。
一方、来賓として登壇した京都府警察本部生活安全部の髙田弘道次長は、「パチンコが我が国の代表的な娯楽産業として、親しまれている一方で、依存問題については国民が高い関心を寄せているのが現状。今年4月には、ギャンブル等依存症対策推進基本計画が閣議決定され、具体的な計画が策定されたところだ。依存問題以外にも、全国的に目を向けてみると、遊技機の不正改造事案、商品買取事案、違法な広告宣伝等が、後を絶たないなど、依然として業界の健全化に向けた課題が見られる。パチンコ産業が今後も多くの人から、受け入れられるよう、依存防止を含めた一層の健全化への対策に取り組んでいただきたい」と要請した。
さらに総会では、京遊連社会福祉基金による府下の社会福祉事業に対する寄付および助成金贈呈に対する京都府からの感謝状授与式も行われた。当日は、京都府西脇隆俊知事の代理として出席した京都府健康福祉部の朝山尚紀副部長が白川理事長に感謝状を直接手渡した。