福島県遊連が総会、助成事業内定式、研修会を合わせて開催
遊技通信2019年6月4日
福島県遊連は5月30日、郡山市内のホテルハマツで第53回通常総会を開催した。
総会冒頭の挨拶で諸田英模理事長は、ホールを取り巻く今の経営環境の厳しさに触れ、「業界は大きな転換期にある。最重要課題の依存問題対策、改正規則への対応、受動喫煙防止対策、消費税増税、さらには遊技人口の減少をいかに食い止めて増加に転じさせるかの課題もある。社会の動向や要請を真摯に受け止めて取り組まなければならない」と述べた。
議案審議では上程案件すべてを承認。総会終了後には全日本社会貢献団体機構との共同助成事業内定式が行われ、福島民報社が行う「絵本ワールドinふくしま実行委員会」に対し、諸田理事長から助成金の目録が手渡された。さらに、恒例となった寄付金の贈呈式では、県の防犯協会連合会と暴追センターにそれぞれ寄付金を寄贈した。
当日は経営者研修会も開催。席上、福島県警生活安全企画課の星隆一課長補佐は、健全化に向けた県遊連の活動を評価する一方で、暗にイベントを示唆する広告宣伝が依然として見受けられることに注意を促した。また、依存防止対策の確実な実行、ホール駐車場での事故防止、経過措置期間が満了した旧基準機の撤去などを求めた。
総会後の懇親会には多数の来賓が出席。福島県警生活安全部の国分政康部長の祝辞を生活安全企画課の山浦勉指導官が代読し、業界の健全化をより一層、進めるよう促した。