平和、パチスロ機自社開発
日経金融新聞2004年6月4日
平和はパチスロ機の自社生産を始め、利益率の改善を進める。群馬県内に工場を建設、年末をメドに第一号機を発売する計画。現在は仕入れ販売が100%だが、自社開発製品と仕入れ販売の両建てで、販売拡大を目指す。
平和はパチスロ機の自社開発のため、2002年に専門部署を設置。35人程度が開発を担当している。群馬県内に専用の工場を新設。投資額は数億円とみられる。
平和は他社が企画、製造したパチスロ機を仕入れ販売している。2003年12月期は10万台を超えるヒット機種もあり、パチスロ機の売上高は540億円と前の期から4倍になった。
ただ、セグメント情報でみると、売上高営業利益率は自社で開発、製造しているパチンコの22.7%(前期実績)に比べ、11.6%と格差がある。
今後、自社開発製品の比率の向上に加え、仕入れ先との価格交渉も進めて利益率の改善も進めたい考えだ。